【大阪狭山市】狭山池博物館の企画展見学のついでに、どなたでも楽しめるポイントラリーを体験しました

特に今年は万博の年とあって、希少価値の高い国宝展などがあったことも影響していますが、最近ミュージアムの特別展の入場料がとても高く感じています。

しかし、大阪狭山市にある狭山池博物館の入場料は無料です。さらに定期的に行われる企画展も含めて無料とのこと。本当に気軽に利用できます。ちなみに現在の企画展は「軍事と戦争の土木遺産」で8月17日まで行われています。

さらに、夏休みの期間中の8月24日までは、わくわくイベント「さやまいけはくぶつかんのなつやすみ2025」(外部リンク)の一環としてポイントラリーが行われます。

子ども向けのイベントですが、子ども限定ではなく、どなたでも参加できるとのことだったので、企画展の見学を兼ねて参加してみることにしました。

ちょうど滝が落ちる時間でした。こんな暑い日には滝の落下は多少なりとも涼となって心地よいです。

(動画)

その気分だけでも味わって頂きたいと思い、動画撮影しました。

その一方で、入口手前ににある円形の空間の真上には雲ひとつない青空の中で、強力な光を放つ太陽からの日差しでとても暑くなっていました。

そして冷房の効いた館内に入りました。そしてさやまいけ博物館ポイントラリーに参加します。

参加シートの横に鉛筆があり、それを持って無料参加できます。

基本は狭山博物館のルート上に画像のようなポイントがあり、そこで謎を解いて行くというもの。

さて、狭山池博物館といえば、こちらの堤体の断面を切り取った地層をそのまま展示したものですね。

保存処理を施しているとはいえ、発見された当時の地層とあって、土の中に混じっている石もそのままです。

堤体地層の断面の説明です。地層からどの時代のものかが一目瞭然です。

そして、次のスポットが現れました。全部で6つのポイントがあります。

普通に巡回すれば迷うことは無いのですが、画像の看板があり、方向も書いてある場合があるのでスムーズに行けます。

勿論、博物館の常設展示もしっかりみておきましょう。飛鳥時代からの歴史がある日本最古のダム式ため池です。

堤体断面の下部分をさらに前に行くと、

3番目のポイントに到達しました。

そのまま先に進んで行きます。

こちらはレプリカですが、行基の像です。東大寺大仏建立に携わった行基は、731年に狭山池の改修を行ったとされています。

そして、ポイントラリーをいったん中断して企画展を見学しましょう。

ちなみに企画展の中は撮影禁止のものがあるので注意しましょう。

企画展の意義についての説明です。土木事業の歴史を見つめなおし、技術の発展や役割の理解を深めるために行っている「土木遺産展」の一つとして、戦後80年目の節目となることから軍事と戦争にスポットを当てた展示を企画したとのこと。

ということで、戦争に関する展示物が並んでいます。

戦時中のビール瓶やガラス瓶。陸軍陶碗(陸軍の食器)などが展示されていました。特に戦時中は現在のアサヒビールとサッポロビールに分かれる前に存在した大日本麦酒というメーカーがあったのですが、その当時のものなのだそうです。

こちらは鉄帽(右)と防毒面吸収缶(ガスマスクの吸収缶:左)です。吸収缶を調べてみるとガスマスクをした場合、有害物質を吸収缶で除去した空気を呼吸できるようにしているそうです。

こちらレンガの破片がありますが、禁野火薬庫と表記しておりその下に建造物の基礎構造物と書いてあります。禁野(キンヤ)を調べると、平安時代に皇室の猟場があったところで、現在の枚方市の地名です。1896年に大日本帝国陸軍禁野火薬庫が設置されたとのこと。その火薬庫の一部です。

こちらは大阪陸軍幼年学校の展示物です。大阪陸軍幼年学校は今の河内長野にある大嵩南医療センターのあたりです。

こちらはトロッコの車輪とコンクリート製の枕木が展示してありました。

奥には映像が紹介されていました。先ほど見た禁野火薬庫コンテナの様子です。

こんな風に、戦争にちなんだ展示を行っています。8月17日まで行っているので詳しく見たい人は期間中に訪問しましょう。

企画展のあとはイントラリーに戻りましょう。

4番目のポイントがこちらです。あとふたつですね。

そして5番目のポイントです。

こちらには、安藤忠雄氏が設計した狭山池博物館の模型が展示してありました。

そして最後のポイントですが、これまで5つのポイントで得たヒントを下に、最終的な答えを導き出します。

そしてスタンプをおしましたが、はっきり言って下手な押し方をしてしまいました。

本当はこういう狭山池をモチーフにしたキャラクターが出てきます。試し押しもできるようなので、しっかりとわかるように押しましょう。

こうして全てのポイントを通過したところで入口の受付に戻ります。

結論を言えばポイントラリーはとても簡単にできます。遊びながら学ぶという企画で、要するに狭山池を綺麗にしようという活動に参加することや池の中に住んでいる生き物について学びましょうという内容です。

そして参加してとして、狭山池に住んでいる魚のしーるがいただけます。

裏なまずも人気だと言われましたが、無難になまずと鯉のシールをいただきました。

さらにくじを引き万博関連のグッズをいただきました。無料で狭山池を学びながら遊べてプレゼントもついているので夏休みにファミリーで参加してもいいなと感じました。

さて、おまけということでさやりんペースでもうひとつスタンプがいただけます。

ところが不覚にもさやりんベースが休みの日にポイントラリーに参加したので、さやりんベースのスタンプはいただけませんでした。どのようなものかは実際に参加して確認してください。仕方がないので代わりに狭山池博物館のスタンプをいただきました。

狭山池博物館

住所:大阪府大阪狭山市
アクセス:南海大阪狭山市駅より徒歩15分