2002年7月17日(4日目) 前回の続き

南の大都会ホーチミンから、ベトナム航空の国内線を飛ぶこと1時間半ほどで
北の大都会で首都でもあるハノイに到着。
こちらは新しい空港が郊外にあるため、ミニバスで市街地を目指しますが
暗闇に何も無い野原のようなところを走りますから、少々不安になりました。
今回に限らず何度か新しい町に到着するときに夜になることがありますが、
そのときはやはり不安ですね。2回目からなら安心ですが。

ミニバスで1時間ほど走るとハノイの町
どんなところかといえば次のような町です。


といってもこれは別の時期の撮影した写真ですが
イメージをつかんでいただければと言うところです。

中心部は旧市街地とホアンキエム湖周辺で
このあたりが観光スポットになりますが、ちょうど上の店の辺りがその境目
です。旧市街エリアにあるホテルをチェックイン。

そのまま、旅行会社に行きます。
町にいろんな旅行会社があって日帰りのツアーなどがあり
翌日に行く、ハロン湾に行くツアーを申し込みます。

無事にツアーを申し込んだ後、事前に調べていたサンホー と言うお店で
シーフードなどをいただきました。



店の雰囲気。訪問したのが今から13年以上たっていますので、
現在のHPの写真とはずいぶん違っていますが、
当時はこんな感じの高級レストランでした。

今日はこれにてホテルで一休み。ベトナムの朝は早いので。



2002年7月18日(5日目)

この日は、ハロン湾に行く日。
とはいえ、ベトナムの朝は早いので早起きして町歩きを
します。旧市街の南側には、ホアンキエム湖があります。


その前にホアンキエム湖は小さな湖で、歩いて一周も可能なくらいなので
池のほうがイメージが近いかもしれません。
直ぐ近くを流れる大河「紅河(ホン河)、Sông Hồng / Hồng Hà)
の氾濫の結果できた湖で
湖の真ん中に「亀の塔」というのがあり、それには歴史的なエピソードがあるようで、

15世紀頃、農民の黎利(レ・ロイ)は、魔力を持つとされる剣を駆使して反乱を起こし、
当時ベトナムを支配していた明国を追い払います。
そして黎利が自ら立ち上げた国である「黎朝」の皇帝となります。
しばらく後に、湖で小船に乗っていると1匹のカメが水面に顔を出し、
黎利から剣を受け取って再び水面に消えたのです。

このことからこの湖はホー・ホアン・キエム(湖還剣)と呼ばれるようになりました。
ちなみに亀はベトナムが再び危機に陥る時まで、剣を安全な場所に保管していると
言われています。

この湖には本当に巨大な亀が生息しているそうです。
http://jp.reuters.com/article/2011/04/04/idJPJAPAN-20414320110404



時間になり、ホテルに迎えに来てくれた車に乗って集合し、
大型バスでハロン湾を目指します。
朝に出発してついたのはお昼。途中の食堂で昼食をとりました。


旅先では、昼間から飲めるのが良いですね。 
こちらはハノイの地ビール



食事の後、ハロン湾で船に乗り込みます。
船はゆっくりと湾内に進みます。何隻も同じような船が進んでいました。




時間を忘れるような静かな時間が流れ、やがてハロン湾の景観が
現れます。



海の桂林と言われるゆえんがわかります。

途中で上陸して洞窟を見学しました。

鍾乳洞ですね。
再度、船に乗り込み、オプションで小さなボートに乗ることができます。


この自然にできたトンネルの先に進むためです。


ここだけ小さな円形の入り江になっている所。
舟をこいでいた人がたたくと反響するというものでした。

それから画像が無いのが残念ですが、
このあたりに住んでいる人も居て売りに来る人も居ました。

大きな船に戻り、港に戻ってから帰りは小さなバンのような車で
ハノイの市街に戻りました。

実は、ハノイでもう一つ見たかったのが水上人形劇。
翌日は次の町、中部のフエに行くことになっていましたので
チャンスはこの日の夜だけでした。
しかし、ハロン湾から戻ったら夜になっていて、既に人形劇が
始まっていました。

腹は減っていましたが、見ないとたぶん後悔するということで
途中から見ることにしました。



この演目はホアンキエム湖のエピソード。
左に居るのが亀です。右側の船に乗っているのが皇帝レ・ロイ
たちでしょうか?

動画を見つけましたので、興味ある方は。


こんな雰囲気のところでやっていました。10近くのエピソードがあり
どの部分から見たのかとかはもう覚えていませんが、途中からでもずいぶん
楽しむことができました。



特に好きだった演目は、天女の舞と言うもので
天女とされる人形が一緒に手をパタパタするのが楽しかったです。



こんなイメージです。

人形劇を見終わって、近くのお店で昨日とは違い
カジュアルな雰囲気で夕食をとり、この日は終わりました。






2002年7月19日(6日目)

次の町、フエに行くまでの時間、可能な限りハノイの旧市街を散歩しようと
いうことで、朝から町歩きを楽しみました。
市場を見学からはじまっての町歩き1000年の歴史がある
古都ハノイを堪能します。


ホーチミンと違い、こういう小さな路地があって
そこでもバイクは活躍します。


途中で、カフェにも入りました。伝統的なカフェはこのように
お風呂のような椅子に座ります。注文したのは練乳入りのベトナムコーヒーです。


そして、もう一つハノイの名物料理があります
それは「ブンチャー」と言う料理。
どんなものかといえば、後年撮影した画像ですが、次のようなものです。



一言で言えば「つけ麺」。
右側にある素麺のような丸い細い米麺(BUN)に左側に
あるたれをつけて食べます。
その際に上にあるハーブ類やまん中にある。肉や揚げ春巻きを
入れて一緒に食べます。
最初は何がナンやらと言う印象でしたが食べてみて
味のバランスが良かったのを覚えています。



ダックキムと言うブンチャー専門店で有名なお店ですが、非常に庶民的なお店でした。





そうしているう地にタイムリミットが迫ってきました。
荷物をまとめてハノイの町を後に、次の目的地は中部の町フエです。